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イチゴ農家の日常


by 153kawasaki

おいしいおコメ


「魚沼産のコシヒカリが最高」
「ゆめぴりかのモチモチ感が好き」とかおコメの色々な好みがあると思います。
自分のお気に入りの銘柄のおコメを探すというのも楽しいと思います。
生産者の僕としては消費者のみなさんから選ばれるおコメを作るために努力し、技術を磨くことになります。
毎年、新米のシーズンには期待と不安でご飯を食べ「今年も美味しいおコメでよかった」と感じています。
でも、生産者の僕が「うちのおコメは美味しいです」といっても客観性がありません。
犯罪捜査でも身内の証言は証拠にならないというくらいですから、やはり他人による評価が必要です。
そのひとつは、うちのおコメの消費者のみなさんです。
一昨年から僕が作ったおコメの販売を始めましたが、現在7軒の方が年間を通じてお買い上げいただいています。
今年も新たに食べてくださった方から「とても美味しい」という評価をいただいています。
こうした人間の味覚による評価がとても大切で重要だと思います。
そうした主観的評価とあわせて数値化できる客観的評価として「食味検査」というものがあります。
これはおコメの成分や外観、硬さなどから評価をするものです。
今回は、株式会社サタケの「炊飯食味」「米粒食味」「外観品質」という3種類の検査(分析)を受けました。
ちなみに費用は3項目で9,900円でした。
結果は多項目にわたるので最終的な評価だけをいうと、「米粒食味分析」による「食味値」は73点でした。
昨年は、72点だったので今年は1点あがったということになります。
ご飯を炊いて検査する「炊飯食味分析」による「食味値」は87点だったので、炊く前より炊いたご飯のほうが評価が高いということのようです。
(逆じゃなくてよかったです)
今年は有機肥料を中心にし、水管理にも気をつけたので少し食味が上がったのかも知れません。
来年は、元肥としてれんげ草を鋤き込む予定です。
おコメの価格は安く、経営の柱とできる作物ではありませんが、今後も少しでも安全に美味しいおコメを作っていきたいと思っています。
よかったらぜひ一度Farm Kawasakiのおコメ(ヒノヒカリ)を食べてみてください。
価格は10kgで3,500円、30kgで10,500円です。
基本は玄米ですが、希望により精米しての発送も可能です。
精米は10kgで100円となります。
10kgや5kgの個包装も承ります。(1袋50円)
送料は別途ご負担いただくことになりますが、関西・中四国で1,800円(30kg)です。

お問い合わせ、ご注文はFarm Kawasaki かわさき五一 090-1157-5123 まで。
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# by 153kawasaki | 2023-11-16 22:47 | 農業 | Comments(0)

きづけばもう11月


やっと涼しくなってきたと思ったらもう11月。
今年の10月は暑くて11月になっても最高気温が25度を超える夏日があったりとまさに異常気象。
国連が「地球温暖化」から「地球沸騰化」に表現を変えたのもうなずける暑さ。
この暑さのおかげで農業でも多くの被害が発生しています。
わが家では、イチゴの花芽分化が遅れ、通常なら12月初旬から始まる予定の収穫が中旬以降にずれ込む見込み。
もっとも価格が高いクリスマス需要前にはほとんど出荷できないかもしれず経済的には大打撃です。
全国的にも夏とその後も長く続いた暑さのせいでリンゴの果皮が焼けてしまったり、少雨の影響でみかんの玉太りが悪くて小玉になってしまったりと多くの農作物に影響が出ています。

来週からは大豆の収穫が始まります。
大豆の生育はまずまずなので無事に収穫できることを願っています。

昨日は、トラクターの後ろに機械をつけて田んぼの畦塗りをしました。
田んぼが乾きすぎているときれいに塗ることができないし、水分が多すぎるとそれはそれで機械に泥がくっついてしまいきれいに畦塗りをすることができません。
ということでタイミングを見計らって無事に作業を完了しました。
和歌山で田んぼを作っていたときは鍬を持ち、泥を練りながら少しずつ畦を塗りましたが、ここでは畦がほぼ直線なのと延長が長く田んぼが広いのでトラクターでおこないます。
時速は0.2~0.4kmなので非常にゆっくりですが、それでも手で塗ることを思えば早いし楽チンです。
地籍調査も済んでいて畦に境界の杭があるのですが、どこの畦も向こう側の端っこの方にあります。
すなわち隣の田んぼはほとんどギリギリまで田んぼで、畦はうちの田んぼ側にあるということです。
昔なら大問題になったのかも知れませんが、米価の低迷によって昔ほど隅の隅まで植えることもなくなり、そんなことに目くじらを立てる状況ではありません。
うちの畦は以前に散布してたであろう除草剤でボロボロのガタガタになっていたので今回はしっかりと再建しました。
これで草刈りもしやすくなったことでしょう。
またがんばって草刈りに性を出すことにします。
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# by 153kawasaki | 2023-11-14 23:36 | 農業 | Comments(0)

実りの秋に向けて


普通なら暑い夏が終わり、「朝夕めっきり涼しくなってきました」という感じになるはずなのですが今年は9月中旬にさしかかっても連日30度を超える日が続き、日中の作業は相変わらず熱中症の危険と隣り合わせです。
それでも確実に季節は進み、ピーク時は19時30分くらいまで出来た外仕事が最近は19時にはかなり暗くなり日が着実に短くなってきています。
明日はイチゴの花芽検鏡がありますが、花芽分化の条件は、①日長②気温③体内窒素濃度となっており、2番目の気温が下がらないので花芽が遅れるのではないかと危惧しています。
田んぼの方は、お米も減反大豆も今のところ順調に生育しています。
どちらも収穫まで1ヵ月程度あるので今後の天候などによってどうなるか不透明な部分もありますが、無事収穫までたどりつければと願っています。
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昨年は、麦わらの鋤き込みによるガスの発生などで収量も少なくなってしまいましたが、今年は間断灌水や中干しもしっかりおこない、味・収量とも去年を上回れるように頑張っています。
また来年のお米については裏作の麦栽培をやめ、レンゲ草による有機肥料栽培に挑戦する予定です。
輸入に頼る化成肥料の価格高騰もありますが、持続可能という観点と安全でおいしいものを作りたいという思いのひとつのあらわれでもあります。
一足飛びに無農薬や有機栽培ということにはできませんが、実績(と試験)を重ねながら少しでも安心して食べられる野菜を作れるようになりたいと思いながら、日々の農作業にいそしんでいます。
また近々、本年作のお米の購入予約を開始しますのでぜひ多くの方の申し込みをお待ちしています。

# by 153kawasaki | 2023-09-13 23:19 | 農業 | Comments(0)

違和感


安全な農作物を作りたいという思いは、多くの農家の願いだと思います。
でも除草剤や殺虫剤などの農薬を使わずに農作物を作ることは簡単なことではありません。
農薬は農薬取締法という法律で規制され、基本的には用法に従って使用する限りにおいては「安全」だと農水省は言っています。
それでも農水省や厚労省がいくら安全だと言ったところで不安に感じる人はいることでしょう。
安全性に不安があるから農薬を使っている農作物は買わないという人もいるでしょう。
しかし、だからと言って生産者が農薬を使った農作物を買わないと言っている消費者に対して「制裁」や「対抗措置」ということを言い出したらどうでしょう?
何を考えているのかと逆に批判され、炎上するのではないでしょうか?
でもそんなトンデモな発言をする政治家がこの国にはいます。
原発の汚染水を海に流したから不安なので日本の海産物を買わないといった中国に対抗措置を検討するというのです。
ましてや、それも元内閣府特命担当大臣や経産副大臣をしてきた人物です。
安全と安心は別物ですが、昨今の日本では「安心・安全」のようにセットで使われることが多い言葉です。
いくら売り手が「安全だから」と主張しても買い手が「安心」を感じられなかったら、それは「安心・安全」ではないのです。
安心できないという相手に何かを強制することはできません。
もし国内でそんなことをしたら大問題になるだろうに、なぜ外国に対してならそんなことが通用すると思うのか?
これまで何度もそんな無謀で無法なことがまかり通ってきたことがこの国の政治家を勘違いさせ、慢心させてしまったのでしょう。

彼女の発言に違和感を持った僕ですが、この違和感を持たない人がこの国では多数なのでしょうか。
そうではないと信じたい僕とそんな国になってしまっているのだろうなと諦めている僕がいます。

# by 153kawasaki | 2023-08-31 21:08 | 政治 | Comments(0)

コロナの夏


8月8日の夜からひどいのどの痛みに襲われ、翌日から高熱でダウン。
高熱は1日で下がりましたが、体中の火照りが続き、起き上がるとフラフラ。
頭の周囲を締め付けられているような痛みと不快感がなかなか取れません。
お盆を過ぎても長いこと起きていられない状態が続きましたが、いつまでも寝ているわけにもいかずとりあえずパソコンの前で椅子に座って過ごす(リハビリ)日々を重ね、2週間ほどしてようやく起きていても気分が悪くならないようになりました。
お昼の野外は暑すぎて健康でもキツイ状況でしたが25日くらいからようやく1日じゅう外仕事をしても大丈夫なまでに回復しました。
発症中、医療機関を受診することはしませんでしたが家にあった抗原検査キットで調べたところはっきりとコロナ陽性の判定結果があらわれました。
これまでの3年間家族を含め誰もコロナ感染はありませんでしたが、僕が初の感染者となってしまいました。
6日に危ないかなという状況があったのですが、ついつい油断が今回の感染につながってしまったようです。
さよちゃんも僕から数日後に少し発熱。
その他の激しい症状はありませんでしたが、味覚障害があらわれしばらく継続しました。
最近は改善傾向のようですが、まだ完全に戻ってはないようです。
(幸運にもその他の同居家族には感染しなかったようです。)
僕もほぼ回復しましたが、鉢巻を巻いているような違和感が頭の周りに残っています。
ネットでは重篤な後遺症に悩まされ続けている人も少なくないようなのでこれくらいで済んでいるのはラッキーなのかもしれないと思って過ごしています。
Ⅱ類からⅤ類に引き下げられ日々の感染者数の報道もなくなりましたが、週間レベルでも確実に感染者が増えているようです。
WITHコロナが日常になったといわれますがだからと言って罹っていい病気になったわけではありません。
みなさんもどうぞお気をつけてお過ごしください。

# by 153kawasaki | 2023-08-30 22:21 | 自分のこと | Comments(0)